当事務所は、たくさんの会社さまのお手伝いをしてきました。
そんな中、シングルマザー社長(シンママ社長)をサポートしたいという想いが強まり、このサイトを開設しました。
ここでは「当事務所がシンママ起業サポートをさせてもらう理由」について、ご説明したいと思います。

理由その「1」
どんなことよりも、
「子供に見せる背中」が大切だと思うから。

わたしにも子供がいます。
いつも心がけていることがあります。
それが、「子供に見せる背中」。
つまり、子供に見せる背中が疲れているかどうか?
漠然とした言い方で心苦しいのですが、わたし自身、起業して事業を営んでいて思うのです。
背中が疲れて見えるのは、
納得感をもって仕事をしていないから、だと。
・自分はいま、やるべきことをやっている。
・自分は、将来の自分から見て、後悔しない生き方をしている。
・心から納得して、働いている。
これらが無い状態で、時間に縛られて働いていると、背中が疲れて見えると思います。
わたしは、この「背中」は子供が育ち、自分の子供を持ったとき、自分の生き方を決めるときに重要だと考えています。

理由その2
すごい力を持っていると思うから。

シングルマザーはすごい力を持っています。
多くの男性のように考え方が固まってしまうことがなく、とても柔軟に対応なさいます。
ただその力の多くは、出せません。仕事は子育てのため、仕事があるだけマシという現実問題があり、仕事が「生活の糧のためのもの」という位置づけになってしまうからです。
自分のキャリアアップは後回し。やりたいことよりも「まずは生活のため」が先に立ちます。
当事務所がお手伝いしてきたシングルマザー社長は、安定した事業展開をしている方がたくさんおられます。
わたしはシングルマザーの力はすごい!と信じています。

理由その3
起業家としての道のほうが幸せなんじゃないかと思うから。

シングルマザーは、例えばというものですが、広島県内に約20,000人います。
統計上、その6割が就労年収が120万円未満となっています。
120万円未満(正社員以外) |
正社員(=120万円以上) |
約60% |
約40% |
そしてそのうち一定の方は次のような状況かと思います。
・自分のキャリアを活かせず、単純作業を行う。またはキャリアや希望とは全く違う業種で働かざるをえない。
・子供の病欠などでも仕事を休むことが難しく、休みが続くと退職を余儀なくされる。
・日々疲弊しながら、生活のために働いている。
・キャリアを活かせない、自分のやりたいことができない、疲弊する、といった姿を子供に見せている。
・貧困である。
当事務所は、こういった方々に「起業」という道をお示ししたいと考えております。
起業といっても個人事業で「なんとなく」開業するのではなく、法人格を持っていただきたいと思っています。
なぜなら、会社・法人の廃業率と、個人事業の廃業率には2倍の開きがあります。=個人事業の廃業率のほうが高い。
個人事業での起業は、わたしは「大黒柱」として稼ぐためには、不向きと考えます。
だって、いつでも辞められますもん。ごくごく一般的に、周りから見て。
本気度の伝わり方が全然違うと思います。
大黒柱なら、マジ度が伝わらないと無理です。

創業は厳しい現実もありますが、さまざまなメリットがあります。
起業家という道を選ぶことによって…
- 自分のキャリアを最大限活かした仕事で生活してゆくことができる。
- 「予定を自分で決める」という起業ならではのスタイルで、子供と向き合いながら暮らすことができる。
- 子供に、日々疲弊した姿を見せるのではなく、活き活きした姿を見せることができる。
- 生きてゆくうえで優先度が低くなりがちな自己実現を果たしていただく。
- 活き活きした姿であり続けることで、子供へ良い影響を与える環境を実現していただく。
- 貧困層から抜け出す。
こういったメリットがあります。わたしの主観かもしれませんが。

こういうデータもあります。日本政策金融公庫が2013年時点の女性起業家の収入についてデータをとったものです。

わかりにくいですが、公的扶助を含んだ、女性起業家の収入は「29万円」となっています。手取り額です。(左下の29.0ですね)
これは、シンママ起業そのものについての統計ではありません。夫婦で働いていて、妻が起業家、という数字も含んでいます。ただその中の「女性かつ社長の場合は、手取りは29万円」という数値は、十分、参考になりますよね。

月29万円。年間にして348万円です。これは税金など差し引いた「手取り」ですので、差し引く前(一般的に比較される数値)は、400万円に近いものがあります。
起業して所得が上がるかどうかは、わかりません。
あなたの力、やり方次第。
あなたの考え方次第。
でも、統計数値を見てみると、起業した女性は、時間給で働く女性よりも多くの収入を得ています。

まとめ

起業は厳しいです。すごくみじめになることもある。
でも起業は楽しいです。嬉しいこともすごく多いです。
いろんな側面があるのが、起業です。
日本人は、歴史的に「失敗しないことが美徳」という観念があります。
突拍子のない話ですが、脳科学でも、日本人は世界的に見て失敗を恐れる民族らしいです。言い換えれば、失敗をしないことで満足する民族、といえます。
周りの人たちで起業しているのは少ないでしょう。
友人に「起業してみる」と言ったら、驚かれ、必死に止められることもあるでしょう。
でもわたしは、起業をお勧めしたいと思います。
だって・・・
納得感をもって仕事をすることで、良い背中を子供に見せることができますし、あなたの持つ力を発揮することができますし、さまざまな起業のメリットも受けることができます。
もしかすると一番大きいのは、「時間の融通が効きやすい」かもしれませんね。
起業家は時間で稼ぐのではなく、業績で稼ぎます。
極端にいえば、週の労働時間がゼロで収入があがれば良いという人種(?)です。
面白いですよね。
わたしは、時間給で働くよりも、起業家としての道のほうが幸せだと思います。
安易に言っちゃいけないことは分かっています。
でも、起業家のほうが幸せに近い、と思います。

ということで、ダラダラと長くなってしまうので、ここで終わりとしますが、わたしの思う「シンママ起業をサポートさせていただく理由」でした。
ほんとは、まだまだあるのですよ(^_^;)
ではあなたとご縁がありますこと、楽しみにしています。
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